広橋で生まれ育った私にとって、梅林を探検したり、野山で遊んだり、梅の花を見ながら友達とお弁当を食べたり、梅の収穫を手伝ったりしたことは子どもの頃の懐かしい思い出です。
そんな私に一番身近なものといえば、自家製の梅干しです。昔ながらのしょっぱい味なんですが、それがまた市販のものとは一味違ってとてもおいしいんですよ。
広橋に来られるなら、梅の花が見事に咲き誇る春先がおすすめです。でも、それだけでなく花びらが散りだして地面が白やピンクに染まる風景もなかなかステキなんですよ。今でも自然がたくさん残っている広橋が私は大好きです。
これからもずっと、このまま緑豊かな広橋であってほしいと願っています。
広橋梅林
広橋梅林は月ヶ瀬、賀名生（あのう）とならぶ奈良県三大梅林のひとつ。広橋峠の北側斜面、約25ヘクタールにわたって約5000本の梅が植栽されており、2月下旬から3月下旬が見頃。白梅、紅梅、そして淡桃色、一重咲き、八重咲きなど色とりどりに咲き匂う梅と景色が楽しめます。また、金剛山や葛城山、大和平野を見渡せる眺望も素晴らしく、青梅が実る初夏もおすすめ。散策道が整備されており、気軽にハイキングを楽しめます。毎年3月中旬の日曜日には、梅の里山まつりが開催され、たくさんの観光客でにぎわいます。
■場所／奈良県吉野郡下市町広橋 TEL.0747-52-0001（下市町役場）
■開園時間／散策自由
■アクセス／近鉄下市口駅から奈良交通バス 広橋峠下車すぐ
