ここ栃原は標高が高く昼夜の温度差もあって、さらに一面に赤土が広がっているため、柿の栽培にうってつけの地区なんですよ。奈良の柿といえば、全国的には西吉野の柿が有名ですが、栃原もかつては出荷量や知名度共に西吉野に匹敵するほど市場価値の高いものでした。
そこで現状を打破するために、地元の柿農家が協力して、地域ぐるみで栃原の柿のブランド力を高めようと新たな取り組みを開始しました。
まずは農業法人を立ち上げて、栃原産をPRする出荷箱を新たに採用しました。ほかにも吉野名物の柿の葉ずしをヒントに、高齢者でも収穫が容易にできる柿の葉の栽培と出荷を、新たな事業の一環として始めているところなんですよ。
栃原みちしるべ
地元の生産者が共同で週末に営業している直売所。柿のほか、梅、梨、ぶどう、椎茸など、とれたての果実や農産物、あんぽ柿や梅肉エキスなどの加工品を販売。地域の交流の場、憩いの場に。
■場所／奈良県吉野郡下市町栃原2312-1 TEL.0747-53-0831
■営業日／土曜日・日曜日 ■営業時間／8:00～16:00
■アクセス／近鉄下市口駅からタクシーで約10分
どろんこ畑
「農業は元気な人しか無理」という考えを払拭し、障がいを持った人々の農業体験・就労、地域の人々や栃原に来られた方とのふれあいを支援するNPO法人。直売所には、とれたて作りたての地元商品を取りそろえています。
■場所／奈良県吉野郡下市町栃原2303-8 TEL.0747-52-6660
■定休日／土曜日・日曜日 ■営業時間／9:00～16:00
■アクセス／近鉄下市口駅からタクシーで約10分
